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現役プロ野球選手も書類送検 オンラインカジノ拡大で深まるギャンブル依存と軽い気持ちの代償〈宮城〉 (25/05/16 18:22)

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5月14日から20日までは「ギャンブル依存症問題啓発週間」です。今はスマートフォンから軽い気持ちでオンラインのギャンブルに手を出して依存症に陥るケースも少なくありません。当事者や家族、そして専門家の話からは誰もが陥る危険性があることが浮かび上がってきます。

ギャンブル依存症当事者 Aさん(30代)
「何か楽しいことはないかなという軽い気持ちで、オンラインカジノに手を出しました。すぐに借金ができて、もう二度としないと決意しましたが、1年後にまた手を出して同じような状態。当時の心境は、自分でもわからないですね。なんで同じことを繰り返してしまったのだろう」

こう話すのは、ギャンブル依存症に陥ったAさん。関東に住む30代の会社員です。今は克服しつつあるという自身の体験を他の当事者と、その家族を前に赤裸々に語りました。

Aさんが依存症に陥るきっかけとなったのはオンラインカジノ。スマホのタップひとつ、軽い気持ちで始めたゲームのはずが、気がつけば、借金は2000万円に膨れ上がっていたといいます。

ギャンブル依存症当事者 Aさん(30代)
「最初はちょっとした軽い気持ちで始まるんですけど、気づいたらマイナスになるので、作ってしまったマイナスはギャンブルで取り戻さなければならないという、脅迫的な観念に駆られてやっている感じ。マイナス分を返さないと人生が終わる、家族が終わってしまうからと思い、やりたくないけどやらなければならないという、おかしな考えになっていました」

家族に借金を隠し、心身ともに追い詰められたAさん。その後、精神科の病院で「ギャンブル依存症」と診断されました。

Aさんのような人は後を絶ちません。県内ではギャンブル依存症と診断された人が1000人あまり、また3万4000人が依存症の疑いがあるとみられています。

このところ急速に広がるオンラインカジノも増加の要因です。そもそもオンラインカジノは日本国内でアクセスして金を賭ければ刑法に触れる犯罪行為です。警察庁によると国内の利用者は約200万人、年間の賭け金総額は1兆2000億円に上ります。また、オンラインカジノに関連した賭博事件の摘発件数も急増。プロ野球の現役選手が書類送検される事件も起きています。

専門家は、オンラインカジノの手軽さが、ギャンブル依存のリスクを高めていると指摘します。

静岡大学 鳥畑与一名誉教授
「自分の没入空間で楽しむことができる。誰にも見られることも、介入されることもなく、24時間夢中になってギャンブルを続けることができる」

また、利用者がますますのめり込む仕掛けもあると警鐘を鳴らします。

静岡大学 鳥畑与一名誉教授
「オンラインでやると、賭け行為が電子データとして記録されて、どういう賭け行為が好きで、どれくらい負けが込んでいるとか、どれくらい夢中になっているとか、リアルタイムで把握されて、どんどんはまり込むような仕組みになっている。たくさん負ける人の賭けた金で、ギャンブル運営者の収益の大半が賄われている」

家族がオンラインカジノにのめり込んでギャンブル依存になり、深い悩みを抱えた人も自身の体験を語りました。

夫がギャンブル依存症 Bさん(30代)
「生活費が払えない。ギャンブルでの借金、税金などの滞納。結婚お祝い金が100万円ほどあったんですけど、そのうち70万円ぐらいをギャンブルに使ったと告白された」

仕事に追われていた夫がうつ病になり、退職。オンラインカジノにのめり込み、多額の借金を抱えていました。

夫がギャンブル依存症 Bさん(30代)
「借金はあるけどなんとかなるだろうと。私がしっかりすれば大丈夫だろうと思っていました」

誰にも相談することができないまま、夫に対する怒りと不安だけが募っていったと話します。

夫がギャンブル依存症 Bさん(30代)
「借金額を人に全部言って、どんな反応されるか怖かった。あとはやっぱり夫の体裁を守りたかったので、全部は言えなかった」

仙台市青葉区の東北会病院は、長年ギャンブル依存症の治療を行なっています。

東北会病院 石川達理事長
「ギャンブル依存症には偏見や差別がまだまだある。意思の問題は全く関係ない。個人の人柄とかは全く関係ない。純粋に医学的な病気」

ギャンブル依存症はギャンブルを続けることで脳内の機能に異常が起こり、ギャンブルをしたいという強い欲求をコントロールできなくなる一方、ギャンブルをしても欲求が満たされずますますエスカレートしていきます。石川医師は必要なのは相談と治療だと指摘します。

東北会病院 石川達理事長
「依存症の事実を本人だけでなく家族も恥ずかしいという気持ちを持ってしまう。どうしても隠したがるから、同じ悩みを持っている人たちの中でオープンにすることが大事。本人がどうしても医療機関に行きたがらない場合は、家族自身がまず専門機関に相談をしに行く。家族が相談するだけで良くなるケースもある」

適切な治療で克服が可能だといいますが、ギャンブル依存で失うものはあまりに大きいのも事実です。

スマホを片手に軽い気持ちで始めたことが大きな代償につながること、誰にでも起こりうることだということを心にとめておく必要があります。

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